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  • 音楽で認知症の問題行動が改善?!
  • 精神的にも安定することが期待されている。

注目され始めている音楽療法

http://kouraininjins.info/images/karaoke.jpgあなたは、音楽は好きですか?

多くの人は、自分のお気に入りの曲を持っていたり、何となくあの曲が聞きたいなぁ・・・・なんて思うことがあるのではないでしょうか?

好きな音楽を聴くと、気持ちが落ち着いたりすることって、ありますよね。今、そんな音楽の効果が、認知症介護の現場でも活かされつつあります。

認知症になると、物忘れなどの他にも、一般的に、暴力やうつ状態など、さまざまな症状が出てきます。最近、認知症患者が音楽を聴いたり歌ったりすることで、それらの周辺症状が改善することが期待されるため、音楽がリハビリテーションとして取り入れられるようになって来ているのです。

音楽を聴くだけでも良い効果が期待できる

私たち人間は、音楽を聴いたり、歌ったりすることで、脳の血流が良くなると言われています。
その効果は、認知症を患っている人たちにもあるのです。

日本ではまだまだ、充分に浸透しているとは言えない現状ですが、音楽療法というケアがリハビリテーションの一環として存在しています。
正式に音楽療法というと、基本的に「音楽療法士」という専門家の指導のもと行われるものになります。
しかしながら、自宅や施設で介護をするときに、音楽を活用するのもある程度の効果は期待できるでしょう。

音楽療法には、ざっくり分けて二種類あります。一つは、音楽を聴くだけの「受動的音楽療法」。もう一つは、患者自身が歌を歌ったり、楽器を演奏したりする「能動的音楽療法」です。
「受動的音楽療法」は、介護をする際に、音楽を聴いてもらいリラックスしてもらうことで介護時の抵抗が緩和され、食事などもスムーズに出来るといったことが期待されます。
「能動的音楽療法」では、ある程度の人数で合唱やカラオケをしたり、音楽に合わせて体を動かしたりなどです。
そのどちらにおいても、気持ちが落ち着きやすいリラックス出来る曲、または患者が昔よく聴いていた親しみのある音楽を用います。

好きな曲、思い出の曲を聴くだけでも、気持ちが安定したりといった効果は期待できます。ですが、声を出して歌ったり、身体を動かすことで、更に脳を刺激することになるでしょうし、運動機能の改善にも一役買うことでしょう。


 

記憶力が改善したケースも

認知症の症状は進行しても、通常は聴力や感情は残ります。年齢を重ねると、耳が遠くなったりはしますが、それでも通常は聴覚はなくならないといいます。
認知症患者でなくても、もちろんそうですが、認知症を患っていても、きっと思い出の大好きな曲を聴くことで、懐かしい気持ちになることでしょう。

興味深いデータが報告されているようです。当人が過去に親しんだ音楽を聴くことで当時を思い出し、記憶力が改善された事例が報告されています。国立長寿医療研究センターによれば、軽度認知障害(MCI)の人を対象に毎週1回、1時間ほどの音楽療法を8~10回行ったところ、記憶力や注意力の改善が見られたというのです。

また、あるアメリカの認知症患者の男性が音楽療法を受けたところ、忘れていた自分の娘の名前を思い出した、というケースもあります。

このような事例は、表に出ていないものも沢山あるでしょうから、きっと驚くほどあるのではないかと、筆者は思います。

他にも、クラシック音楽、特にバロック音楽は記憶力を高めると言われています。記憶力や集中力が向上すると謳われた作業用のBGMなども、YouTubeに沢山ありますよね。記憶に関する能力は音楽と深く結びついているのですね!認知症に対するアプローチとしては、オルゴールなども良いと言われていますよ。

楽器の演奏も効果的

能動的音楽療法では、複数人で声を出して歌ったり、リズムをとって身体を動かしたりすることで、本人が楽しいと感じること以外にも、運動機能や言語機能、またはコミュニケーションの観点からも良いことが沢山ありますよね。
ですが、タンバリンやカスタネットなどの楽器を演奏することもとても良い効果がありそうですよ。
そもそも、指を動かすことは脳にとても良いと言われています。指を動かすことで、脳が活性化されるのです。それが、好きな曲に合わせてリズムを取りながらだと・・・・筆者は考えただけでも、それはもう良い効果が多分にもあるだろうなと思ってしまいます(笑)

認知症予防にも音楽

音楽は、認知症を予防する効果も期待出来ます。

認知症を患った人に限らず、音楽を聴くと、脳の働きが活発になる効果が期待出来ます。
上記にあるように歌を歌ったり、楽曲に合わせて身体を動かしたり、それを複数人で一緒にやったりすると健康な人の認知症予防にもなります。

また、楽器の演奏も脳を元気にしてくれるようです。
ピアノやバイオリン、ギター、ドラムなど、楽器を演奏するためには、譜面を読んで複雑な動きを練習して習得する必要があります。
これはかなり頭を使う作業ですよね。
複雑といっても、プロのようなレベルではなく、初歩的なレベルでも頭は鍛えられると思います。(筆者の経験談)


ライター:田宮悠季

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