- 高麗人参で脳力アップ?!
- IQアップも期待できる高麗人参
- 子どもが飲んでも大丈夫?
- 成長期こそ"紅参"
高麗人参でIQがアップする???
高麗人参と言えば、日本では、滋養強壮・精力アップのイメージを持つ人が多いのではないでしょうか?
それも間違いではありません。
しかし、高麗人参はそれ以外にも様々な効果・効能を持ち、脳を活性化する効果も期待できるのです。
高麗人参には、脳の血流を良くするはたらきがありますが、脳には赤血球よりも細い毛細血管が通っています。赤血球には変形能という能力があり、そのような血管を通る時にはその形を変えて自分より細い毛細血管を通れるように変形します。
高麗人参には、変形能を助ける効能があります。脳の隅々まで酸素が供給されます。
さらに、神経伝達物質の濃度を上げたり、脳の神経細胞の成長を促進させるという報告もあります。
IQという言葉はよく耳にする言葉ですね。「このゲームで遊ぶとIQがアップする」とか、「この学習キットを使えばIQがアップする」とか。
でも、実際のところIQって何なんでしょう。
"Intelligence Quotient"の略で、日本語で言う「知能指数」のことを示します。
その年齢の平均値は100となり、69以下では精神発達遅滞(いわゆる知的障害です)とされます。
IQが高ければ高い方が良いという訳ではないでしょうから、良い悪いを一概に決めることはできません。
また、IQを検査する際のテストは、いくつかのカテゴリに分かれていて、その結果を総合したものがIQとして算出されます。(ですので、例えば、言葉の覚えが良くても空間認識が苦手という人もいます)
IQが高い方が一般に、ものごとの理解が早くなりますので、出来ることが多くなります。
このことについて、脳が成長する子どものうちに高麗人参を飲むことで一定の効果が期待できるのではないかと思います。
子どもに飲ませるなら「高麗紅参」がおすすめ!
ひとくちに「高麗人参」と言っても、実は、加工法によっていくつかの種類に分けられるんです。(※品種が違うという訳ではありません)
畑から収穫されたばかりの、生の高麗人参を「水参」といいます。これは、主にサムゲタンなどの料理に使われます。
水参の皮をむいて干したものを「白参」と言います。一般に高麗人参として出回っているものの多くはこの白参だと言われています。
6年かけて栽培した根っこを皮ごと蒸して、水分が14%以下になるまで乾燥させたものを「紅参」と呼びます。
さらに、あまり出回っていないですが、蒸して干すプロセスを9回繰り返した「黒参」というのもあります。
白参は血圧を上げる作用があると言われていて、飲み合わせ・食べ合わせもあります。
ですので、お値段もそこそこお手頃で効果も大きく、副作用の心配の少ない紅参をおすすめします。
味はマズイと言われていますが、紅参エキス(ペースト状)や、紅参エキスよりクセの少ない紅参茶、または錠剤やカプセルもあります。
飲む量は体格に合わせて大人の半分から1/3くらいに調節して飲むことをお勧めします。
カプセルの場合は、1回につき1粒を飲むように記載されている製品はやめておいた方が良いかもしれませんね。
薬局で市販されている薬はたいてい15歳から成人と同量の服用となっているので、紅参も15歳くらいで成人と同量飲んで良いと思います。
ストレスは脳の健全な成長を阻害する
差別やいじめ、虐待などのストレスが子どもの脳の成長を阻害するという報告は沢山あります。
心理的に及ぼす悪影響にとどまらず、記憶力などの知的な能力にも悪影響を及ぼすと言われています。大人でもストレスにより脳が萎縮するということが明らかになっています。
それが成長期の子どもであれば、本来その個人にあるべき水準にまで成長できない可能性も出てきます。
また、勉強自体、嫌いな子どもは多いと思います。
筆者は大嫌いでした。
そういう子どもは、勉強すること自体がストレスになってしまいますよね。
(遊びから学ぶことも多いので、子どものうちは、遊ぶことも大切だと筆者は思っていますが)
紅参にはストレスを緩和する効果もあります。
人間にはストレスも必要ですし、ストレスホルモンであるコルチゾールという物質も、全くないと生命を危険に脅かします。
しかし、過剰な分泌も万病の元なのです。
高麗人参を摂取すると、このコルチゾールの過剰分泌を抑制し、その他のストレスホルモンも、ストレス軽減の方に向かって分泌量が調整されるという報告もあります。
高麗人参には、ジンセノサイドと呼ばれる特有の成分が含まれています。
このジンセノサイドは、交感神経の働きを助ける「トリオール系」と、副交感神経の働きを助ける「ジオール系」に大別されます。
バランスのとれた身体の状態にしてくれます。
免疫力を高めて学習能率アップ!
体調が悪いとき、何かを学習しようとしてもそれどころではないですよね。
とても頭には入らない。
病気がちだと、学校も休みが多くなりますし、塾にも行けません。
頭を鍛えるためには、身体も鍛えなければいけないのです。
そんなときも紅参の出番です。
現代人は体温の低い人が増えていると言われています。
子どももまた例外ではありません。
体温が低いと、それだけ免疫力が落ちてしまいます。
紅参には血行を良くして、身体を温める作用があります。
また、腸内環境が悪いと、免疫にも悪影響が出ます。紅参にはお通じを良くする作用もあります。
腸内環境が良くなると、免疫力アップにつながります。
ナチュラルキラー細胞という、病気の細胞を退治する細胞を活性化する働きもあります。
身体と脳の成長に、紅参習慣。
身体と脳、双方を健康に成長させるのに、紅参は一役も二役も買います。
それどころか、紅参は万能薬と言われています。
日本では、子供に紅参を摂取させる習慣はなく、その馴染みのなさ故にピンと来ない人も多いかも知れませんね。
ですが、学歴重視社会・受験大国の韓国では子どもが高麗人参を摂取するのも一般的です。
乳幼児は控えた方が良いかもしれませんが、小学生くらいなら飲んで大丈夫です。
味や匂いが苦手で飲みにくいという場合には、ヨーグルトやジュースに混ぜて、あるいはハチミツと一緒に飲んでも大丈夫ですよ♪
ライター:田宮悠季