- 副作用の心配の少ない漢方薬としての紅参。
- 有効成分サポニンには健康、美容、若返り効果あり。
女性の美に作用する紅参
不老長寿
紅参は上薬として健康に良いとされる天然素材で、「生命を延長する薬」として漢方にも用いられ、不老長寿の異名も持っています。
紅参は様々な方向に加工されており、漢方薬のみならず、化粧品やお茶などにも利用されていますが、継続した摂取でも副作用の心配の少なさもあり、老若男女問わず、利用することができるのも特徴となります。
紅参は高麗人参のトップ
紅参は元々、高麗人参としての名であり、加工法によって呼び方が変化しています。ホンサムとも呼ばれている紅参は、6年根の水参の皮を剥くことなく、煮るあるいは蒸気で蒸し、水分量を14%以下まで自然乾燥させるのですが、紅色になるまで乾燥させることから紅の呼び名となっています。
加工法には他に、水参や白参などが挙げられているものの、乾燥させた紅参には美容と健康に良い成分が凝縮されているため、高麗人参の中でも珍重されています。
有効成分サポニン
大きさなどにより、天・地・人と3段階の等級に分けられているのも特徴で、有効成分として「サポニン」と呼ばれる成分が含まれています。
通常、サポニンは多量に服用することにより副作用が現れる難点があるものの、サポニンの中でも高麗人参に含まれるものは「ジンセノサイド」と呼ばれ、毒性がないのが特徴です。
健康効果としてガン予防をはじめ、ウイルスに対してバリア機能を高める免疫力の向上、さらに現代人の多くが抱えるストレスの緩和などに効果を発揮してくれます。
また紅参に含まれているサポニンは、美容やアンチエイジングにも高い効果を発揮する特徴があります。例えば、中性脂肪の分解抑制や合成促進が挙げられており、ダイエットやデトックス目的にはお茶が勧められています。温めて飲むことにより、むくみや老廃物を身体の外に排出してくれるため、中年太りに悩む女性にも適しており、風味や味わいを和らげるため、生姜や蜂蜜風味に仕上げたお茶が支持されています。
また、化粧品にも配合されており、保湿性が高いために、みずみずしい肌を保つ効果までが得られるため、幅広い年代の女性に利用されている天然素材の1つです。