- 高麗人参の価値は加工法や栽培年数、形などによって決まる。
- 値段が高いのはサポニンの含有量が最も増す6年根。
- 加工法では紅参が最も高価。
高麗人参の種類について
高麗人参の種類
高麗人参の種類は、『水参』、『紅参』、『白参』の3種類に大別されます。加工法により名称が違ってきます。
まず紅参は、皮を剥かずに蒸気で蒸して、水分量が14%以下になるように自然乾燥させたものです。蒸気で蒸す過程で、赤っぽい色になることから、「紅参」という名前がつきました。6年根の紅参の薬効がもっとも高く、高麗人参の中でも最高級品とされています。
一方の白参は、4年根~5年根の高麗人参の皮を剥いて、そのまま乾燥させる加工法となります。皮を剥かない場合もあり、皮を剥かずに乾燥させるのですが、その場合には、「皮付白参」と呼ばれています。
そもそも高麗人参の有効成分であるサポニンは、人参そのものよりも皮や根に、豊富に含まれる栄養素となりますので、通常、白参の場合には、サポニンの含有量が少なくなります。
紅参は、皮を剥かずに蒸してから乾燥させたものですので、有効成分のサポニンが豊富に含まれているというわけです。丸ごとの状態であれば赤褐色であり、粉末にすれば山吹色をしています。
6年根の紅参は、高麗人参の有効成分がもっとも凝縮されており、長期保存にも適した加工法となっています。紅参は蒸していますので、その作用が胃にやさしく緩やかであり、人参に過剰反応を示す体質の方でも、服用することが可能となっています。
6年根は凄い
高麗人参の最高級品である6年根の紅参は、エイズ等の疾病や、ダイオキシン等の人体に有害な物質に対する効果も、高く評価されています。
毎日手軽に摂取することができるサプリメントをはじめとして、粉末やエキス、お茶など、長期間継続して服用しやすい商品が、現在では数多く販売されています。
ちなみに、6年根は、サポニンの含有量が最大限になった状態となります。それ以上年数が経過すると、虫の害がひどくなったり、根が腐ったりして、サポニンの含有量は急激に減少してしまいます。
ゆえに、通常、7年以上収穫されないまま栽培されることはありません。6年根に含まれるサポニンの量と質は圧倒的に高いので、紅参を選ぶ時には6年根の製品を選ぶようにしましょう。