- 栄養成分がそのまま詰まった紅参。
- 貴重な産物であった高麗人参。
- 栽培されるようになった高麗人参。
紅参の歴史について
高麗人参の歴史と加工法
滋養強壮や長寿に効果があるものとして有名なのが高麗人参となります。高麗人参そものをも店頭などで見かけることはあまりありませんが、その粉末エキスが配合された商品はたくさんのところで販売されています。
高麗人参は古くから重宝されてきた薬用植物で、中国では漢方薬として使われてきたという歴史があります。高麗人参の中には加工方法によっていくつかの種類がありますが、そのなかで紅参というものがあります。これはいくつかある加工方法の中で、高麗人参をそのまま蒸したものとなっています。したがって栄養成分がそのまま詰まっています。非常に貴重なものとなっています。
その中でも「紅参」は・・・
気になるのが紅参の歴史ですが、現在では糖尿病や高血圧やストレスなどの効果があるとされていますが、古くは中国の漢方の聖書に薬効の記事が書かれています日本では797年に書かれたものに記録が残っています。
その文献によると貴族や皇族だけが手にすることができる非常に貴重な渡来品として取り扱われていたことがわかります。
しかし野生で自生することができる量が少なくなっているので、探すのに非常に苦労をしたということも書かれています。名前の由来は当時の朝鮮半島にあった高句麗と言うところからきています。当時は霊薬として珍重され非常に価格が高いものでした。
今の高麗人参
現在では世界中の人に知られています。多年草植物でウコギ科の植物として中国で最初に発見されたのが1577年となっています。そして後にロシアの学者が学名を付けています。その後欧米で人参の研究が進められ、苦痛を治療する薬草として何にでも良く効くという名前が付けられています。研究が進められる中でその優れた薬効が広がり、日本や北米でも栽培されるようになっています。
現在では日本でも少量ですが栽培されています。栽培をするのに手間がかかり、寒冷な比較的水はけの良い土地を好みます。したがって日本や韓国や中国などでの栽培に適しています。