- 高麗人参は漢方薬。
- 副作用はほとんどなし。
- 高麗人参は生薬として使用。
生薬としての高麗人参製品
漢方としての高麗人参
中国では古くから高麗人参を使った漢方がたくさんの人の間で飲まれています。これは万病に効く薬として非常に重宝されています。したがって高麗人参の効果はさまざまな症状に役に立つようになっています。がんや糖尿病など生活習慣病といわれるものにも一定の効果を発揮します。
このほかに精神的な症状に関しても効果があり、ストレスの緩和や鎮静作用などがあります。
副作用に注意
しかしこのようにたくさんの効果がある高麗人参ですが、副作用の心配はないのかと気になる人がいます。あまりにも一度にたくさん摂取しすぎると、とくにアレルギーを持っている人は皮膚が赤くなったりというようなことがありますが、基本的に健康な人にはほとんど副作用が見られません。
最近では高麗人参製品がたくさん販売されていますが、ここには高麗人参を乾燥させて粉末にしたエキスが使われていることが多くなっています。心配な人は中に含まれている成分の産地や量をしっかりと確かめるようにします。
生薬の意義
また高麗人参は生薬となっているので、副作用や継続的に使用することで中毒になるという心配はありません。ここで気になるのが医薬品と生薬の違いです。
生薬とは薬効を持っている天然の産物と言うようになっています。また生成する必要がないものと分類されており、ミカンの皮を乾燥させたものを陳皮といいますが、これも生薬として非常に有名なものとなっています。
しかしこの中にも医薬品として取り扱われるものと、食品として取り扱われるものの2つに分けることができます。しかししっかりと定義があるというものではないので、少しわかりにくいというのが現状です。
日本での生薬とは、東洋医療で使われる天然由来の医薬品すべてのことを言います。生成などの成分の抽出が行われていないというものなので、中毒の心配がなく医薬品とは少し違った性質を持っていると言うことを理解しておく必要があります。高麗人参は医学にも応用されているものとなっています。