- 約2000年も前から薬として存在した高麗人参。
- 蒸されて赤くなる紅参。
- サポニンをはじめとする成分の数々が健康を維持。
高麗人参の紅参の成分について
高麗人参の歴史と成分
高麗人参は最高級の薬用人参となっています。またその歴史も長く、古くからたくさんの人に漢方薬などとして重宝されてきました。
高麗人参の歴史は非常に古くなっていますが、約2000年前の中国の薬学所にも薬効が記載されているほどです。中国では不老長寿の薬として用いられてきました。
すべての病気を治療するとしてたくさんの人に使われてきました。現在では韓国や中国や日本で栽培されていますが、寒冷で雨の量が多く、水はけの良いところが適しています。そのなかでも韓国は気候や風土が最適なところとなっています。高麗人参にはいくつかの加工法がありますが、この加工法の違いによって分類することができます。
「紅参」と「白参」について
高麗人参はこのように加工方法によって分類することができますが、白参と紅参に分けることができます。
そのなかの一つに紅参があります。6年根高麗人参といわれるものは、そのなかでも最高級品としての評価が高くなっています。
そのなかで主成分となっているのは人参本体よりも皮やひげの部分にたくさん含まれています。そして蒸したときに赤くなると言うことから紅参と呼ばれています。
「サポニン」について
ここにはサポニンという成分がたくさん含まれています。したがって薬用価値が高くなっているのです。栽培年数は6年で、皮ごと蒸して乾燥させるようになっています。
成分の特徴としては、サポニンの量が非常に充実しています。また加工の際に蒸していると言うことで、消化吸収に優れていると言うという特徴があります。紅参には30種類以上のサポニンがたくさん含まれています。
したがって医薬品の原料として使われることが多いです。そのほかに含まれているものとして6大栄養素があります。各種のビタミンやタンパク質、炭水化物や各種ミネラルや脂質や食物繊維が含まれています。
人間の体は気と血と水がバランスを保ちながら健康を維持しているというのが漢方医学の考えです。何か一つでも変化があるとさまざまな症状が出てきます。高麗人参はこれらをバランス良く保つ働きがあります。