- 血圧を正常に保つジンセノサイド。
- 高麗人参は加工法により紅参と白参に大別。
- 紅参の方が多くサポニンを含み、血圧にも効く。
高麗人参の血圧調整作用について
高麗人参と血圧
高麗人参には、数えきれないほど多くの効果・効能を期待することができるのですが、特に、血流を促進させることによる血圧調整作用など、血液に働きかける効能には優れています。
高血圧の原因については、90%は不明なのですが、さまざまな重篤な疾患の誘因となる症状です。
これが効く!「ジンセノサイド」
高麗人参には、30種類以上のサポニンが含有されており、その中でも高麗人参独自の成分であるジンセノサイドには、高血圧の症状を改善させる効果があります。
ジンセノサイドには、血管を拡張させて血流を改善させる作用がありますので、この作用によって、高血圧から血圧を正常値へ戻すことができますし、自律神経を安定させる作用もあります。また、ジンセノサイドには、高血圧だけではなく、低血圧症も改善させる、血圧調整作用を期待することができます。つまり、血圧を正常な方向へ戻してくれるというわけです。
高麗人参の種類
高麗人参は、高血圧症の人にも、低血圧症の人にも、効果を発揮するのですが、これは、サポニンを豊富に含む紅参効果効能となります。そもそも高麗人参は、その加工法によって、紅参と白参の2つの種類に分けられます。
「紅参」
紅参は、皮ごと蒸した後に乾燥するという加工法であるのに対して、白参は皮を剥ぎ取った後に乾燥させるという加工法となります。そして、高麗人参は、人参本体よりも皮や根に、有効成分であるサポニンが豊富に含まれていますので、白参のサポニン含有量は少ないというわけです。
「白参」
白参の場合には、サポニンの含有量も少なく、逆に高血圧症の人の血圧を上げてしまう可能性すらあります。白参は強壮剤としての作用が強く、興奮作用があるといわれていますので、もともと血圧が高い人が服用した場合、興奮作用からさらに血圧が上がるリスクを伴います。心臓に負担をかけることになりますので、最悪の場合、命にかかわることもあります。
血圧を下げるには「紅参」!
同じ高麗人参でも紅参の場合には、皮ごとですのでサポニンの含有量も多く、さらに、蒸すという加工方法となりますので、効き目が穏やかだという特徴があります。血圧調整作用を期待して、高麗人参を選択する場合には、紅参を選ぶようにしましょう。