- 高麗人参は東洋医学で言う漢方薬として扱われてきた。
- 高麗人参を乾燥させた白参は強壮効果が非常に高い。
高麗人参の白参について
東洋医学
世間一般では西洋医学が最も基本的に行われるようになっていますが、古くから中国などで行われてきた医学を「東洋医学」と言います。
その中でも基本的に行われてきたのが漢方薬を使った治療法ですが、一人一人の体質や症状にあわせて薬が調合されると言うことが行われてきました。そこで効果がある植物として使われていたのが高麗人参となります。
栽培に手間がかかり高い薬用効果があるということで現在でも高額で取引が行われていますが、今現在は中国や韓国、日本などで栽培されています。
高麗人参ですが、加工方法によっていくつかの種類に分けることができます。また加工方法によって名称が変わるという特徴があります。そのなかで高麗人参を乾燥させるという方法があります。
それが『白参』になります。
白参とは
そもそも高麗人参を栽培する際、種を植えて栽培するという方法になりますが、栽培を始めてから収穫に適した期間があります。
それが4年から6年となっています。この年数を経過すると中に含まれている成分であるサポニンの量が最も多くなるからです。
しかしこの年数よりも短かったり長くなりすぎると成分の量が減少してしまいます。したがってこの栽培年数のものが高麗人参の中でも高額となっています。
高麗人参は土地にあるすべての栄養分を吸収してしまうという特徴があります。したがって、同じところで栽培するには最低でも10年を経過させてからでないと栽培をすることができません。このように長い年月をかけて栽培をされた非常に貴重なものとなっていますが、4年から6年栽培した高麗人参の皮をむいて栽培したものだけが白参になります。
白参には特徴があります。それは強壮剤としての作用が非常に強いという点です。
このほかには新陳代謝を活性化させたり興奮作用があることもわかっています。ホルモンを分泌させるという作用もあるので、女性を悩ませている更年期障害や不妊などにも効果を期待することができます。
しかし興奮作用があるということで、心臓に負担をかけてしまうことがあります。したがって高血圧の人や発熱の際には、摂取を控えた方がいいかもしれません。