- 高麗人参の中で紅参葉最高級。
- 紅参はサポニンの空腹量が多い!
六年根の最高級紅参について
最高級の「紅参」について
薬用人参となる高麗人参は、その加工法から紅参と白参の2種類に分かれます。
紅参が、皮ごと蒸して乾燥させるという加工法であるのに対し、白参は、皮を剥ぎ取りそのまま乾燥させています。
高麗人参は、人参そのものよりもヒゲや皮に、主成分であるサポニンが豊富に含まれています。ゆえに、白参よりも紅参の方が、サポニンの含有量は多くなります。
高麗人参の中でも、もっとの珍重されるのが、六年根の紅参となります。
つまり、最高級紅参は、六年栽培された高麗人参というわけです。高麗人参は栽培年数によって、一年根から六年根に分けられるのですが、年数を重ねるほど栄養価が高くなり、サポニンの含有量も増加していきます。
「サポニン含有量」ここが違う!
六年根のサポニンの含有量は、三年根の約2倍となっています。年数を重ねるごとに栄養価が高くなるといっても、六年が限界となります。
高麗人参は病気にかかりやすく、それ以上栽培すると栄養価も急激に低下するからです。7年目からは、害虫や病害が発生し、表皮組織が老化現象を起すようになります。ゆえに、有効成分であるサポニンの含有量がマックスであり、さまざまな薬効を期待することができるのは、六年根の紅参というわけです。
高麗人参に存在する、30種類以上のサポニンのうちで「ジンセノサイド」は、高麗人参特有の有効成分となります。さまざまな体の不調を、根本から解消することができる成分として、注目を集める成分です。最高級紅参には、このジンセノサイドに加えて、各種ビタミンやミネラル、アミノ酸、マグネシウム、カリウムなども含まれています。
六年根の紅参は、文字通り六年間じっくりと、大地の栄養を吸収し尽くしていますので、六年根を収穫した後は、6年~15年もの間、その畑を休ませなくてはならないといわれるほど、土地がやせ細っています。畑の土壌の栄養成分が丸ごと、紅参の中に吸収されているということです。
ちなみに、加工の段階で、蒸すことによって赤くなることから、「紅参」という名前がつきました。