- 最高級品として扱われる紅参の加工法。
- サポニンの保有量が最大となる6年根。
紅参の栽培や栽培年数について
「紅参」の加工方法
高麗人参を購入するときに紅参という名前を見ることがあります。
これはどのような特徴があるのかというと、高麗人参の栽培年数が6年のもので、収穫をした後に皮をむかずに煮たり蒸したりして、その水分量が約14パーセント以下まで低下し、自然に乾燥させたものとなっています。
紅参は高麗人参を栽培して収穫した後に、さらに加工する過程で有用成分が生じるようになっているので、健康に効果的と考えられています。古くから多くの人に重宝されてきたものとなっていますが、現在でもその有用性は高くなっています。見た目の特徴は赤褐色となっています。また長期間保存をすることができます。高麗人参にはいくつかの加工法がありますが、そのなかでも一番薬効が強く最高級品として扱われています。
「紅参」の種類
紅参の中にもいくつかの種類に分けることができます。それは等級といわれるものですが、天と地と人という3つに分けることができます。
高麗人参の栽培期間
高麗人参の産地はいくつかありますが、そのなかで韓国の北部の一帯が栽培地域となっています。
栽培年数によって1年根から6年根に分けることができます。この年数による違いはどこにあるのかというと、年数が長くなると中に含まれている栄養価が高くなり、サポニンの量が増加するようになっています。成分を比べてみたときに、3年根ものは6年根の半分の量しかないとされています。したがってあまり早すぎると高い効果を期待することができません。
しかし長く栽培すればいいという物ではありません。その年数には限界があります。栽培年数の限界は6年となっています。それ以上栽培をしてしまうと、害虫や病害が発生する可能性が高くなり、表皮組織が老化現象を引き起こしてしまうのです。
「紅参」と産地
紅参は産地によっても含まれている成分に違いがあります。主成分となっている人参サポニンは中国産には15種類含まれていますが、日本には8種類となっています。韓国産の紅参には32種類も含まれています。